スタッフ紹介
部室長
氏名 役職名 |
プロフィール (主な経歴・学位、専門分野、主な認定資格等) |
主な活動内容 |
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椎野禎一郎 部長 |
経歴:東京都立大学大学院理学研究科生物学専攻博士課程1993年9月修了、理学博士 国立感染症研究所を経て、2021年4月より国立国際医療研究センターに勤務 専門分野:分子遺伝学・分子進化学・感染症の分子疫学・ウイルス学 学会理事:日本エイズ学会(2020年~) |
国立感染症研究所において、長年ウイルス感染症の分子疫学的解析に携わってきたとともに、同研究所の研究IT戦略の基盤整備と提言を行う立場にあった。専門は、HIV感染症。近年は、国内HIV/AIDSの伝播様相の分子疫学的解析を通して得られたデータを、予防対策に活用することを目的に、学会や研究班等を通じて様々な活動を行っている。また、感染者のゲノム情報を治療・予防研究に利活用するための枠組みの整備も始めている。 |
上村夕香理 生物統計研究室長 |
経歴: 出身大学院:東京大学医学系研究科 取得学位:保健学博士 東京大学大学院医学系研究科生物統計学分野 特任助教(2010.4.1-2014.3.31) 東京大学医学部付属病院臨床研究支援センター生物統計部門部門長 助教(2014.4.1-2019.5.31) 国立国際医療研究センター臨床研究センターデータサイエンス部生物統計研究室 室長(2019.6.1-現在) 専門分野:臨床試験デザイン、因果推論 |
生物統計学は、生物・医学領域で行われる研究において、如何に計画を策定してデータを収集するか、どのように解析するかの方法論を提供する科学です。新薬の開発や最適な病気の治療法(標準治療)の確立には臨床試験や疫学研究は不可欠ですが、人を対象としたデータには大きな不確実性を伴うため、因果関係を正しく推論するのは困難です。本研究室では、治療効果や因果関係に関する推論を正しく導けるようにする因果推論を中心とした統計的方法論の研究、臨床試験への生物統計家としての参画、統計コンサルテーション等を通して医療の進展に貢献することを目指します。研究者や臨床研究に携わる専門スタッフとの丁寧なコミュニケーションを心がけ、医学研究に携わりたいと考えております。 |
浅井雄介 数理疫学研究室長 |
経歴:早稲田大学理工学部数理科学科,早稲田大学大学院理工学研究院数理科専攻修了後,テルモ株式会社にて臨床試験業務に従事.フランクフルト大学コンピュータサイエンスプログラム修士課程および数学科博士課程修了.北海道大学大学院医学研究院衛生学教室助教(2016.4.1-2019.9.30),国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター(2019/10/1-)および国際感染症センター(2022.4.1-)に勤務し,2025.4.1より現職. 専門分野:応用数学(数値計算,微分方程式,力学系),理論疫学 |
微分方程式や確率過程をはじめ,数学は生物学・医学分野で活用されてきました.近年,コンピュータ科学の発展により多くの現象がin silicoで再現され,医療分野では,薬剤効果の推定や治療スケジュールの最適化に応用されてきました.一方で,得られるデータは不確実性を含むこと,またデータ自体が取得できないことも多く,その解析は困難です.数理モデルの構築と適切なデータ解析手法の研究,数値計算アルゴリズムの開発を中心に,定量的な研究と定性的な研究を進めています.COVID-19の流行もあり感染症分野の研究を多くしてきましたが,慢性疾患含めた医療データの解析,またデータの可視化にも取り組んでいます. |
石黒智恵子 臨床疫学研究室長 |
経歴:北海道大学薬学部卒業。京都大学大学院医学部社会健康医学系専攻専門職学位課程修了。公衆衛生修士(MPH)、薬科学博士(PhD)。 専門は各種医療情報データ(レセプト、DPCデータ、病院情報)を用いた薬剤疫学研究、およびレギュラトリーサイエンス。 医薬品医療機器総合機構(PMDA)に入職後、アメリカ食品医薬局(FDA)のOffice of Surveillance and Epidemiology出向、ボストン大学での在外研究等を経て、准スペシャリスト(疫学)として新薬審査・安全対策に従事。2021年4月より国立国際医療研究センターに勤務。 学会活動:国際薬剤疫学会(理事2018~2021)、日本薬剤疫学会(評議員2015~現在)、日本ワクチン学会、等 |
現在の主な研究テーマは、承認後ワクチンの安全性および有効性について、自治体基盤の大規模データベースを活用した評価体制の構築である。それと並行して、レセプトデータベースから各種疾患を特定するアルゴリズムの開発ならびにバリデーションスタディや、その他の各種データベースを用いた薬剤疫学研究にも取り組んでいる。また、過去のPMDAにおける長年の疫学担当の経験をもとに、薬事制度における各種データベース活用に関するレギュラトリーサイエンス研究等にも従事している。 |
部室長以外(室毎にまとめて記載)
氏名 | 所属、職名 |
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生物統計研究室 | |
清水陽介 |
上級研究員 |
福間純子 |
研究補助者 |
数理疫学研究室 | |
臨床疫学研究室 | |
三村 亘 |
上級研究員 |
荒井 滉士郎 |
研究員 |
近持 卓 |
研究員 |
谷本 佳子 |
研究事務 |
髙山 恭一 |
SE |
久保 真紀 |
研究補助者 (併任先:生物統計学研究室) |